前回、書いていてたのしく感じられないものは書けないといったのは、まちがった言い方だった。
たのしいっていうのとは、ちょっとちがうんだとおもう。
書けるものだけ書いていこう。
午前中、新海誠監督の『すずめの戸締まり』をみた。
はじまったばかりだからあまり余計なことをいうのは反則だろうからひとつ、ふたつだけ。でも、すこしのネタバレもこのまないかたもいるだろう。私はわりとそうなのだ。以前ほどではないけれど。かつて、中学のときかな、ビデオで『理由なき反抗』を見ていたときに、母親にチキンレースのオチを先に言われて、ネタバレのショックを知った。でも今や、その内容、あまり憶えていない。
ひとつふたつだけ。
深津絵里の声の活躍、素晴らしかった。
懐メロを通したオマージュ映画でもあった。
『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』は公開当時映画館で見た。まだ子どものころ。このアニメーション映画、予想外の内容で、内心そわそわしていたような気がする。なんか、アニメなのに、みていてわからないことがあるな、とおもった想い出。確認したところ1985年。まだ幼い。
本棚をすこしだけ整理した。
パコさんは、さいきん気づいたんだ、という。
「なにに気づいたの?」
「うん、あのね、本を散らかすのが、パカさんの仕事なんだってことに気づいたんだ」
パコさんはいつも私がちょっと驚くことをいう。
パコさんはちいさな旅に出た。