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  ぱ か ぱ 〜 じ ゅ 📖

それどころか

今夜も出来心から、パコさんがおみやげに買ってきたカステラをぺろり、食べなくていいタイミングでたべてしまった。

 

青山真治監督の『phew video』(2001)と『すでに老いた彼女のすべてについては語らぬために』(2001)。目薬を忘れてしまって、『すでに老いた彼女のすべてについては語らぬために』の終わり10分くらいで、左目がカピカピになってしまったのはちょっと失敗だったけれど、いずれもはじめて見ることができてよかった。『すでに老いた彼女のすべてについては語らぬために』は、タイトルのかたちがそれをあらかじめ告白しているように、どこからみてもゴダールの模倣で、みるうちに、なんだかゴダールを追悼するような気持になった。今回のアテネの特集は、どうも、青山監督が死んでいる気がしなくなるプログラムなのではないかと、そんな気がしてくる。ゴダールを追悼するような気持というと、映画を追悼するような気持、と言い替えられてしまうだろうか。いや、au contraire それどころか、続きがある、とこの映画はいう、でも青山監督はやっぱり死んでしまったのだろうか。今日の二つの作品を眺めながら、監督がみつめようとするその先がみえる気がした。それは気のせいだろうか。まなざしが、結果ではなく、つねに、生のはかないプロセスに向かっているのはたしかだ。たしかだといったけれど、そうでなくても、私はこれについて、考えなくてはならない。自分がみつめようとするその先がみえる気がしたということか。

 

 

 

寒くなって、コートを着て、マフラーをして、手袋をして出かけた。

 

 

 

夜中。5度、今、じゅうぶん寒い。

 

 

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