昨夜は友人たちが先月の私の誕生日をわざわざ祝ってくれて、贈りものまで用意してくれていた。とてもうれしい夜だった。
みんな長生きしてね。
アーティゾン美術館へ、『パリ・オペラ座ー響き合う芸術の殿堂』展をかけこみで。
フランス国立図書館が協力していることもあって、貴重な資料をゆっくり堪能できる贅沢な展示だった。
それにしても、パリにいてちょくちょくオペラ座に通ってスペクタクルをみているあいだは、豪奢なものに関心が持てないというだけの理由で、オペラ座の歴史に関心をいだくことができなかった。それは、つまり想像力を欠いていたということだとおもうけど、いずれにしても、それに関心を向ける余裕はなかったのだろう。けっきょくは。今になって、なんだか自分が貪欲になっているのを感じる。それから、ちかごろようやく物事への関心のもちかたというのがわかってきたのかな、とそんな気もする。