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  ぱ か ぱ 〜 じ ゅ 📖

上昇

めずらしく朝起きられなかったのは気圧の関係もあったのだろう。

 

風が吹きつづけた一日の終わりに、低気圧がきわまっている。

目がまわりそうな手前でおとなしく過ごす。

 

 

 

どよんとした日だけに、都立大で宮台真司が襲われたというニュースがいっそう鈍い音を立てた気がした。

 

 

雨音。

 

 

雨音が聞こえる。気温は高くて20度。明日もまだそう冷えるということもないようだ。と言いながら、少し寒気。雨音がきゅうに激しくなった。

 

 

 

 

 

あまり頭がはたらかないので、期末テストの準備ばかりをして時間を過ごした。

そうやって、午後から一向にはかどらなかった読書を一度なげだしたけれど、夜になってようやくページにもどるといくらか調子がととのった。

 

 

 

 

 

 

 

 

激しい雨音が、重すぎた空気をやわらげたのを感じた。

 

 

 

 

眼を閉じて雨音を聞くのが好きだ。

雨の音は、雨それ自体の音は、いったいどんな音なのだろう。

聞いているのは、雨が落ちるごとになにかにうちつける音。それだけではなくて、雨と雨とがぶつかり合う音、雨と雨とが滑ってゆく音。

 

 

やっぱりそうだ。激しい雨の音が、重すぎた空気をやわらげている。

 

 

 

これから気圧が上昇しはじめるのだろう。