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  ぱ か ぱ 〜 じ ゅ 📖

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

上昇

めずらしく朝起きられなかったのは気圧の関係もあったのだろう。 風が吹きつづけた一日の終わりに、低気圧がきわまっている。 目がまわりそうな手前でおとなしく過ごす。 どよんとした日だけに、都立大で宮台真司が襲われたというニュースがいっそう鈍い音を…

ストーブ・ロボット 🤖

何度目かのギョーザ屋さんでギョーザ。 そのギョーザ屋さんのメニューにはギョーザと書いていない。 ギョーザはとうぜんあるということか。 いつもどおり食べすぎた。 食べすぎは体に負担になるので気をつけなくてはいけません。 今朝、どういうわけか、爪の…

へんな映画

今朝はなぜか目がむくんでいた。 アトピーで腫れることはよくあるけれど、ただむくむのはめずらしい。朝からホットタオルをした。 日よう。いちにちのほとんどを、本を読んで過ごしたつもりだけれど、ふりかえるとそうでもない。体がだるかったからかもしれ…

きらり ロックアイス

今日はほんの少しだけ Netflix の 「First Love 初恋」は、一回目だけほどよくみたのだけれど、二回目以降は次がみたくなる感じになって、そのうえけっこうすきになってしまった。 ディリリの声がするとおもったら、幼いのに素晴らしいアフレコの少女が子役…

メモるる

寒くなりそうでそうでもない。 夜は10度。 秋だからなのか 友人たちをおもう。 ヴァロットン展のカタログやタイトルのプレートなどにフランス語があったことについて、美術館の余裕を感じる、といったことをかいたけれど、それはちょっと違うのだろう。思い…

蚤の市のザジ

悲劇が奇跡にいいかえられるのは希有な出来事だ。かったらしい、といったサッカーの日本代表にとってのワールドカップの初戦はドーハだった。 ドーハの悲劇と呼ばれる出来事は、当時高校生だった私にとってもダイナミックなドラマだった。ワールドカップ出場…

せりふのことば

サッカーがあって、日本の代表チームが逆転でドイツの代表チームにかったらしい。 サッカーはひさしくみていない。実家を離れてからはテレビをみなくなったので、試合をみる機会がなくなった。 毎年年末にかけて、パコさんとの共有カレンダーと自分の手帳と…

Félix Vallotton

ヴァロットン展についに行けた。三菱一号館美術館。 作品タイトルにきちんとフランス語タイトルも載せてあるのが、美術館の余裕を感じた。図版にも、掲載された翻訳テクストのフランス語の原文も収められていた。国立の美術館をはじめ、どうもちかごろ、たと…

le soleil et la pluie 🌞 ☔

軽めのジャケットに冬のマフラーで出かけてみた。 生まれてこのかた寒がりなのでつい厚着をしがちだったので、上着を着ずにマフラーだけででかけるなんて、はじめての試みだった。ちょうどよかったからうれしかった。マフラーって、あったかいんだな。 『す…

メイビー

マギー・マランの『メイビー』を十数年ぶりにみた。すばらしかった。ベケットの世界から着想を得た81年の作品で、ベケットの生前の作品。埼玉会館。マランはこの作品を制作するにあたって、ベケットに会ったらしい。パンフレットに収められた岡見さえさんに…

兎月最中 🐇

早朝、軽めのマフラーをくるっとまいて出かける。 電車に乗って次の乗りかえとなるころには、うっすらと汗ばみはじめる。そのままにしておくと、あっというまに汗びっしょりになってしまうので、このタイミングで、マフラーをはずしてまるめるようにたたみ、…

懐かしい匂いだわ 🐧

前回、書いていてたのしく感じられないものは書けないといったのは、まちがった言い方だった。 たのしいっていうのとは、ちょっとちがうんだとおもう。 書けるものだけ書いていこう。 午前中、新海誠監督の『すずめの戸締まり』をみた。 はじまったばかりだ…

よそう

今日はアタマがギュウギュウになってくたびれきっていたけれど、夜になって、すこし眠ったら落ちついた。 落ちついた、といえば、論文についてひと月あまりずいぶん考えて、ようやく落ちついた。 論文について、というのは、論文の内容についてというのでは…

とんま、どうにか。

夕方気づいたのだけれど、単語数と文字数をかんちがい。そんなことあるのか。とんまだ。 しかも註の字数を忘れていたから数千字。 さっきようやく削りきったけれど、きっとミスが増えたはず。 健康診断の結果をろくに見ずにいたのを、大丈夫だとおもって余裕…

まるまる

数ヶ月さぼったヨガストレッチを数日前にようやく再開して、今夜もできた。 ちょっと何かあるとすぐやめてしまうけれど、やめてしまうときはだいたいどんどん体調もわるくなる。 寒くなってきたなとおもったら、今夜の気温はとうとう一桁で9度になっている…

おやすみのメモリー

夜。雨。 ひさしぶりにようやくストレッチをしたら、大粒の汗がぽたぽたおちたのは、今夜のことではない。 ひととおもうように話せないのがときどき苦しいような気もするけれど、きょうは、まあ仕方ない、というような気がしている。 「書き方」にならう書き…

トウキョウソナタ

おなじ年に友人がふたりも病気で死んでしまって、五年。 毎年命日ちかくになるとそのうちひとりのツイートがまだ残っているのをみる。 だれかについていつも想い出すイメージがあるように、私についてだれかがいつも想い出すイメージというのがあるのだろう…

白くひかる

夜まで大学で仕事をして、週明けにはすぐ返却日となる本を一冊返却して帰ろうと、図書館に向かった。まぶしいくらいのあかりで入口の自動ドアまで白くひかっていたけれど、ひと気がない。自動ドアの前に立ったらドアはあかず、あかりが押し黙ったみたいに感…

かぐやのことなど

寝る前に空腹になってしまった。 世の中が翳って見えるニュースが多い。 ここ数日で電気ストーブのスイッチを少しのあいだとはいえ二回も消し忘れた。気をつけよう。 夕方、書棚を新しく増やそう、そうおもったら、三度も書棚を買った家具屋さんが閉店となる…

青い鳥

眠り損ねて、授業以外の時間は眠かった。 今日から数回の予定でメーテルリンクの『青い鳥』を読みはじめた(少人数クラスのフランス語講読授業にて)。久しぶりの『青い鳥』のテクスト。ト書きの部分だけでもあらためてうつくしく、ほわっとうれしくなった。…

ワンダのポスター

研究室の扉の横、廊下の壁に映画『ワンダ』のポスターを貼っている。 おもいがけず同僚のスコッチータさんが、会議のあとで、ワンダみましたよ〜、と声を掛けてくれた。スコッチータさんは、小柄なのにとても大きく感じる女性で、先生みたいなまっすぐな高ら…

やまぶきいろ

電車に乗ったら、乗車している人たちの多くがいやにうなだれてみえて、車内が暗く感じた。 渋谷で降りてみあげた空の月は妙な形をしていて、気づけば周囲の人たちの多くがスマートフォンを掲げている。知らなかったが皆既月食の最中だった。 ぐったりした人…

窓辺にて

今夜も短くならできそうなので、更新。 今泉力哉監督の新作『窓辺にて』は、時間がたっぷりとした感じがいつも以上に感じられた。ゆっくりとみるたのしさがあった。 映画をみて、一度も書いたことのない小説を書くことを考えたりもした。 今回は東京テアトル…

冬の旅

アニエス・ヴァルダの1985年の映画『冬の旅』は、ナタリー・サロートに捧げられていた。ナタリー・サロートの名前が冒頭でスクリーンに映しだされたけれど、字幕はつかなかったし、あまり注目されてはいないのだろう。この作品は私ははじめてみたが、この映…

忘却不信

夜、数時間だけ下北沢にいた。 少し雨が降っていて、革の小さなバッグが小さな水玉模様となった。 行く途中、代々木上原駅でものすごくたくさんの人が乗車して、扉横に立ってペンを片手にのんきに文字を小さく印刷して折り曲げた原稿に目を通していたものだ…

Charme de Londres

パコさんが作業しやすいようにと朝から重くなっているデスクの位置を重いまま移動させてくれた。だからすこし部屋の模様がかわった。 本を少しだけ整理した。 まあ、じっさいは、移動させただけで整理になっていない。 実用書というのか、つるつるした本は、…

キョロさんと顔ダニ

ひっそり張り詰めていた糸が切れたみたいになると、あっけなく、だらける。 だらけて気が進まないので、今やらなくてもよい授業の準備に時間を使ったりして過ごした。 そういえば朝から「顔ダニ」のネット記事が目にはいって、かつて小さなポストカード屋さ…

そういう状態がすきでもある

ふりかえると、ひと月ほど不調だった。 でも、ぬけだしたかな。 ブログをはじめられなかった。 でも、はじめた。 ちかごろ本が両サイドに高く積まれてすぎて今にも倒れそうだけれど、そういう状態がすきでもある私は、あまり本を丁寧にあつかえていない。 本…