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  ぱ か ぱ 〜 じ ゅ 📖

新・青春時代

さいきんの渋谷はいつも混んでいる。

 

ひとびとの流れにながされつつ、私は映画館への道をたどる。

 

イオセリアーニの映画は、かつてみたときには居眠りしなかったことがなかったので、寝息がきこえてくると、親しみがわくというか、おだやかなきもちになる。

 

今回の映画祭で、早い時期にみのがすまいと『唯一、ゲオルギア』をみておいたのがとてもよかった。あれこれの作品をみるごとに、イオセリアーニ映画のすばらしさが、これまでよりもずっとしみてくるのだ。

 

いろんな不調のうち、肌の状態がとりわけよくないのだけれど、おとなしくのりこえようとおもうのだった。うつうつと対処方法をネットで調べるともなく調べていたら、「更年期は第二の青春時代」という表現を発見して、なんというか、わりと納得してしまった。なんといっても、中学生のころの私はニキビで顔をいっぱいにしていて、同級生の男の子に「おい、ニキビ」とか「ニキビちゃん」とか、そんなふうに呼ばれていた想い出でがあるくらいなのだ。

 

青春時代の再来である。