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  ぱ か ぱ 〜 じ ゅ 📖

あのことをみた

夜、4度。

すぐに手が冷たくなる季節になった。

 

 

昨夜はアニー・エルノーが原作のオードレイ・ティヴァン監督映画『あのこと』(1980)をみてきた。

 

 

 

 

 

そういえば、ノーベル賞効果ということもあるのかもしれないけれど、比較的年配の男性の観客が多かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自伝的アニメーション映画『ペルセポリス』(2007)で知られ、そして、さいきんのイランでの女子学生たちによるデモに賛同してフランスの俳優たちがはじめた髪を切る動画のさいごにもそのイラストが映しだされるマルジャン・サトラピ監督のキュリー夫人にかんする映画『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』(2019)が立川でしか上映されていなくて、もたもたしているうちに見逃した。……とおもっていたら、どうやら新百合ヶ丘でみられるチャンスはあるらしい。それにしても、キュリー夫人の映画なのに、予告を見たら英語だ。前に『シラノ』(ジョー・ライト監督、2021)をみたときにも、なんだかつい悲しくなってしまったけれど、ほんとうに、ポランスキーが言うように、今アメリカでフランス語の映画を撮るなんていうのは、ほんとうにたいへんなことなんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

今年度は、はじめて学生に、簡単にとはいえジェラール・ドゥパルデュー主演の映画『シラノ・ド・ベルジュラック』(ジャン゠ポール・ラプノー監督、1990)を紹介できて、評判もよくて、うれしかったな。