仕事はほどほどに、せっせと映画をみに出かけた土日、明日は一限なので、早起きしなくてはならないから、今夜はいそいそとできることだけやってしまおうとおもっていたら、どのタイミングで気づいたのか忘れてしまったけれど、そういえば、あしたは祝日の休講だった。
気づいた時は、22時は過ぎていた。それで、なんだかすっかり気が抜けてしまった。それで、あいかわらず、一限の前日は必要以上に緊張している自分を実感した。もう少しきらくにしていればいいのに、そういうのが下手だ。
日仏学院はアンスティチュ・フランセに変わっていたのを、また日仏学院にもどして、まだ一年もたってないのだったかどうだったか。
アテネ・フランセでは二本の映画をみた。「フランス映画と女たち」という東京外国語大学の大学院生が企画したイベントだったようだ。初日の『レースを編む女』(クロード・ゴレッタ監督、1977年)は、仕事でいけなかったけれど、二日目は二つみることができて運がよかった。
一つ目は、1978年の『ヴィオレット・ノジエール』というクロード・シャブロル監督作品。シャブロルの映画は、なかなかみられないから、貴重だった。イザベル・ユペールが主演。
二つ目は、1966年の『盗むひと』というジャン・シャポー監督作品で、脚本がデュラス。みたことがなかったので、かなり貴重な上映だった。「いつまでたっても世界は偏見に満ちている」といった台詞があったのが、印象的だった(こころで、「いまもだよ」と)。『モデラート・カンタービレ』と姉妹的な映画といってよいだろう。
ユペールを、つい先日東京の舞台でみたとは、思い返しても夢のようだ。
今日はユスターシュを四本。昨日はじつはチケットを買ってあったけれど、アテネの二本を優先せざるをえなかった。先月からチケットの購入に失敗が続いている。忙しいからといって、とりあえず、なんておもって買うと、判断ミスばかりでいけない。
さきほど、SNS で知ったゴダールの「言葉の力 Puissance de la parole 」がおもしろく、ついスマートフォンの画面で全篇みてしまった。1988年。『ゴダールのリア王』がみたくなった。
金曜は、「第3回 みんなのシネマ」を、無事に開催できた。
季節がかわった。
もうねよう。