p a c a p a g e s

  ぱ か ぱ 〜 じ ゅ 📖

面倒は避けたい

上瞼がときどき腫れるのは悩ましいとはいえよくあることなのだけれど、湯上がりに化粧も落としたのんきな顔を見てみると、なんと下瞼に異常がある。瞼に沿って描くように赤い傷のようなものが、両下瞼ともに浮かびあがっている。痒みはなく、触ればヒリヒリ…

うさぎどし

近所の公立図書館へ12冊を返して数冊返し、のこりに数冊加えてまた借りる。 まえも今も、「公立図書館の近く」というのが私のだいじな住まいの条件。 私は公立図書館が好きだ。 なんていっても、じつのところ、今の住まいに移ってからは、ほとんど行っていな…

きれいな文庫

昨日まで、今ひとつ調子がでなくってのんびりしていたのを、何とか切りあげて、仕事に時間を費やして過ごせた。 お正月料理は、実家でごちそうになって、うちではお雑煮しかつくらず、今年は、小豆も茹でなかった。春までに一度はあんことお赤飯をつくりたい…

笠の大きなスタンドのやわらかい灯りのしたで

ピエール・エテックスの映画『健康でさえあれば』はオムニバスになっていて、1話目は「不眠症」だった。ぐっすり眠る妻とおもわれる女性の傍らで、スタンドのやわらかい灯りで眠れずにドラキュラの物語を読む男をエテックスが演じる。私も不眠がたまに訪れ…

ヤドリギ

衣服をはずしたままぶらさがっている二つのハンガーがエアコンの風に揺れて立てる音がなんだかきれいでそのままにしていた。 パコさんが豚の顔まるごとの皮をもってかえってきた。 沖縄でいただいたお土産。ちょっとおどろいた。 チラガーというらしい。 そ…

うさぎどし

お絵かきぞめは ipad でした。 このブログ、メモする気楽さでつづけられますように。

大晦日

あっというまに大晦日。 就職した一年目がコロナで、二年目が手術で、三年目もあとすこしで終わる。 ともかく、こうして日々を暮らせていることがありがたい。 年末はパコさんは仕事がつづくので、私もおとなしく仕事をしつつ、映画館へ足を運んで映画をたの…

目薬、コトリ 👀

あしたは大晦日。 初期の作品ほど文字数が多いということは20世紀以降の作家にはよくあることだ。さいきん、初期の文字数の多い、したがってそのぶんややこしい、作品を丁寧に訳していくことが、その多くがたとえ傑作ではないかもしれないとしても、後期の作…

年の瀬・シネマ 🎥

きのうは更新したけれど、二文くらいでとてもみじかいものになってしまった。 でも、それでいいのだった。 ツイッターのリンクをはずしてしまってあまり人に読んでもらえなくなったからといって(まあ、以前もたいして読んでもらえていたわけではないのだけ…

みじかい

今日は午前と午後、二回でかけた日。 あいだの時間、あまりうまくつかえなかった。

ピクピクさん 👀

24日の授業が終わってからというものの、夜になるとすぐにまぶたが落っこちてくると思っていたら、今日は朝からずっと、右目上まぶたがぴくぴくしている。あげく、なにもできずに横たわったりして、時間が過ぎていった。ここのところ頭痛も続いていて、カロ…

エア・テスト

年内の授業、今日が最終日だった。 後期になって、1時間目の授業のまえにバナナを食べるようにしたら、わりとエネルギーが維持されるような気がして気に入っている。 テストをしたあるクラスで、解答用紙を配ったあと、問題用紙を配らずにはじめようとしてし…

是岳さん

前回、三宅唱監督の映画のブラジャーについて、前作『きみの鳥はうたえる』と『ケイコ 目を澄まして』がおなじ種類だといったのは、ちょっと乱暴だった。うしろの帯の太さと色が黒系ではないことが共通していたというだけだったかもしれない。 ……と今日はこ…

気になる、ブラジャー

部屋の戸をすこし開けていると、あっというまに寒くなる。 三宅唱監督の新作『ケイコ 目を澄まして』は16㎜フィルムだった。 三宅監督は、ブラジャーをつけた女性のうしろ姿がすきなのだろう。 ブラジャーの種類も前作と似ていたような気がする(すくなくと…

紅葉、照ル 🍁

今朝、(スマホの気象情報をみて)パリはマイナス4度か、と思っていたら、夕方またみると、10度になっていた。 石の街の底冷えとすべてが澄んで見える夜の眺めを久しぶりに思い出した。 時差があるからマイナス4度だったのは、パリが真夜中だったからか。と…

コード・ゼロ

今夜は3度。 日に日に寒くなる。 まぶたがなぜか夜になってからすこし腫れた。おかしいなあ。何が原因なのか、今ひとつわからない。 そういえば、二年前に、劣等感を無駄にひけらかすのはやめようと誓ったんだけど、さいきんちょっと、調子がくるっていたな…

あのことをみた

夜、4度。 すぐに手が冷たくなる季節になった。 昨夜はアニー・エルノーが原作のオードレイ・ティヴァン監督映画『あのこと』(1980)をみてきた。 そういえば、ノーベル賞効果ということもあるのかもしれないけれど、比較的年配の男性の観客が多かった。 自…

芹と山芋、その後

睡眠不足である。 芹と山芋の素晴らしい鍋は、けっこうあまってしまった。あまった鍋の中味を、翌日、お好み焼きにして食べた。牡蠣をいれたり、チーズを入れたり。青のりとかつお節にソースとマヨネーズは少なめに。 お腹いっぱい。 結果はてきとうなのに、…

にわのすなばにおとずれる

黒川幸則監督の新作『にわのすなば』をポレポレ東中野でみた。 しばらくみずにとっておきたいような気がしたけれどやっぱりみてきた。 この監督の映画に水面が映るとどうしてだろう、かならず、ああこの世界には、あちらの世界からこっそりと だれかがおとず…

山芋と芹、そしてかぼす

防衛省が世論工作の研究をはじめていたという。時代は変わったな。 政治のニュースはぞっとするものばかり。 でもだまされないようにしないといけないよ。 世界は本当はもっと豊かだし、人はもっと優しい、と言ったのは森達也監督だけれど、私も、まあそう思…

鏡の女たち

一日にいろんなことをする、というのがさいきん続いているような気がする。それは、自分にとってはとてもよいことかもしれない。「ひとつのことしかできない」といったおもいこみをすうっととりだして手放してみたというわけだ。 おもいこみのがんじがらめは…

サムメモ

夜。部屋がずいぶん冷えこんでいる。4度。 青山真治監督の『軒下のならず者みたいに』は仕事でいけなかったから、またいつの日か。それでも『秋聲旅日記』(2003)と『海流から遠く離れて』(2003)にはまにあった。間に合ったのだけれど、3回券チケットを忘…

それどころか

今夜も出来心から、パコさんがおみやげに買ってきたカステラをぺろり、食べなくていいタイミングでたべてしまった。 青山真治監督の『phew video』(2001)と『すでに老いた彼女のすべてについては語らぬために』(2001)。目薬を忘れてしまって、『すでに老…

できごころ 🍠

アテネ・フランセ文化センターで「青山真治監督作品セレクション Shinji Aoyama(1964-2022)」がはじまった。マルグリット・デュラスの映画との関連でずっとみたかった、『路地へ 中上健次の残したフィルム』(2001)をついにみることができて、感慨深い。…

イマハヨンドデシカモアメ

自分の考えを言葉にすると、そうではない自分の考えが、目を覚ますのだから、やっぱり言葉にしてみるのはよいことかもしれない。書きたいことは何もない、と言葉にしたあとで、自分が書きたいことは中学生のときに見つかっていたことを思い出した。忘れてい…

マンンョンさん

今日はあれこれの仕事が頭のなかでこんがらがっているのを、少しだけ整理した。仕事のメールに時間をとってしまったけれど、あとは本の時間をいつもよりたくさん。 今朝はずいぶん冷えこんでいたらしくて、東京でも4.9度だったというニュースが流れた。今、…

冬のマントー

やっぱりまいにち更新はメモでも私にはむずかしい。 そうおもってため息をついてキーボードの右斜めうえに置いてあるコップに目をやったら、ちいさい人たちがこちらを見ていた。コップには氷が残っているから、水滴がたくさん。曇ったガラスを擦ってなかをの…

書かれた海

今日もまた新しい書棚の設置にともなう本の移動を少々。 ここのところ本棚の表に立てかけている一冊でよく目にはいるマルグリット・デュラスの LA MER ÉCRITE とタイトルが大文字で書かれた本、きれいだなあと今日もまたおもう。わりと毎日思っているかもし…

小さな炎 マッチはいかが

細々とした仕事がずらりと目の前に差し出されたような気分になった12月のはじまり。 気温がさがったけれど、冬のコートはまだ着ずに、それでもジャケットのしたに一枚カーディガンを着てでかけた。やっぱり途中で暑くなって、冬のコートはまだいらないかとお…

上昇

めずらしく朝起きられなかったのは気圧の関係もあったのだろう。 風が吹きつづけた一日の終わりに、低気圧がきわまっている。 目がまわりそうな手前でおとなしく過ごす。 どよんとした日だけに、都立大で宮台真司が襲われたというニュースがいっそう鈍い音を…